
この間取り、かなり広くて使いやすそう!最高!
そう思って決めたのに、いざ現場で確認してみると…

あれ?思ったより狭くない?
「図面では広く見えたのに、実際に立ってみると狭く感じる」
注文住宅ではよくある話ですが、我が家でもまさに同じことを感じました。
特に違和感があったのは、ウォークインクローゼット・脱衣ランドリー・玄関の3ヶ所です。
ただ振り返ってみると、原因はシンプルでした。
それは「広さ」ではなく「使い方」で体感が変わるということです。
この記事では実体験をもとに、何畳あれば後悔しないのか、そしてなぜ狭く感じるのかを解説していきます。
合わせて読みたい3つの記事はこちら
→注文住宅は何から始める?失敗しない家づくり5ステップ【実体験】
→間取りで一番悩んだ私たちが、最終的に「プロの間取り」を見てよかった理由
→我が家の間取りで意識したこと|居心地と暮らしやすさを両立する工夫
結論:失敗しない広さの目安
👉 間取りは「広さ」ではなく
“動線と使い方”で体感が決まる
ウォークインクローゼットは2〜3畳、脱衣ランドリーは3〜4畳、玄関は2畳前後がひとつの目安に感じました。
ただしここで重要なのは、同じ広さでも「設備」と「動線」で満足度は大きく変わるという点です。
例えば乾燥機があるかどうか、回遊動線にするかどうか。この違いだけで「広い・狭い」の感じ方は大きく変わります。
図面より狭く感じる理由

間取り図は家具も人もいない“空の状態”。
平面図で想像している奥行きや幅はあくまで想像上の感覚でしかありません。
しかし実際には👇
- 壁・ドアで有効スペースが削られる
- 家具や収納で圧迫感が出る
- 人の動き(動線)で狭く感じる
👉 つまり
「生活が入った瞬間に広さの感じ方が変わる」
さらに、間取り図で表記されている長さは柱の中心からの長さであって、壁から壁の内側の距離ではありません。
つまり間取り図で見るべきところは、壁から壁の「有効寸法」と言われる距離になります。
ここを抑えておくと、実際に家が立ったときに「あれ?思ったより狭いかも?」と感じにくくなります。
我が家のリアルな間取りと体験
ウォークインクローゼット(回遊型)

我が家は回遊動線を優先して通り抜けできるWICにしました。
クローゼット→ランドリー・リビング・玄関という3つの流れをつくることで、動きに無駄がない間取りを意識しています。
実際に感じたのは、動きやすさの快適さです。
賃貸のWICは行き止まりで、夫婦で動きの制限が起きて苦労していました。
回遊できるようにしたおかげで、複数人で使ってもぶつかることがなく、いわゆる渋滞が起きません。
その結果👇
- 渋滞しない
- 動きやすい
- 帰宅→収納→生活の流れがスムーズ
- 空気が溜まりにくい

廊下も兼ねているから「使いやすさ」はめっちゃいい!
一方でデメリットもあります。
それは収納量が減ることです。
通路を確保する分、壁一面を収納にすることができず、同じ広さでも収納効率は下がります。
つまりウォークインクローゼットは、
回遊=動線重視、壁面収納=収納重視という関係になります。
ここで失敗しやすいのが、両方を取りに行くことです。
回遊も収納もどちらも欲しいという設計は、中途半端になりやすく満足度が下がります。どちらを優先するかを決めることが重要です。
ちなみに我が家は帰宅動線上にあるため、回遊型のメリットがしっかり活きています。もし玄関から離れた位置なら、片側収納にしていたと思います。
これからWICを検討している方は、自分たちの服の量とWICをどのような動線で活用するかを考えながら、大きさや配置を決めることをオススメします。
脱衣ランドリー

脱衣ランドリーは実際に入ってみると、少し狭く感じました。

あんまり空間の余裕はないかも・・・
ただ、この評価を大きく変えたのが乾太くんの存在です。
これによって、洗濯物を干すスペースが不要になりました。
さらに、生乾きのストレスがなくなり、約1時間で乾燥まで完了します。
これにより
- 干すスペースが最小限でOK
- 生乾きなし
- 約1時間で乾く
- すぐ着れる
その結果、多少狭くても問題なし!そう思えました。
ただし注意が必要な部分もあります。
室内干しをする前提で2畳はかなり厳しいです。
その場合は最低でも3畳は確保した方が安心です。
仮に3畳で作る場合でも、洗濯物をかけた状態で通路が確保できているかの確認は絶対にしてください!
つまり脱衣所は「広さ」よりも「設備による使い方」で最適解が変わる場所だと感じました。
玄関(土間+L字かまち)

玄関は広さよりも形が重要
我が家はL字のかまちを採用しました。
この形にしたことで、複数人が同時に靴の脱ぎ履きをしても動線がぶつからず、スムーズに使うことができます。
- 複数人でも同時に使える
- 渋滞しない
- 動線が分散される
さらに便利なのが、裸足のまま靴にアクセスできる点です。
靴の出し入れでいちいち履く必要がなく、日常のストレスが減ります。

シューズクロークって便利な一面もあるけど、靴を取るために靴を履くのがストレスなんだよね。
一方で改善点もあります。
玄関に入って正面に窓や抜け感を作っていれば、今よりも奥行きが出て大きさ以上の広さ感を出せたのではないかと考えています。
動線でよかった点もあり、
帰宅後は玄関ホールからリビング・パントリー・WIC・洗面と、様々な動線を確保しました。
そのおかげで、「混雑しない選択肢の多い玄関」になったと思います。
なぜ「狭くても問題なかった」のか
ここが一番重要なポイントです。
我が家の場合、「少し狭いかも」と感じた場面はありましたが、実際の使い勝手で困ることはほとんどありませんでした。
その理由は、最初の設計段階から考えていたことにあります。
物の位置をあらかじめ決めていた
収納する場所や使う場所を事前に想定していたため、生活が始まっても物が通路にはみ出ることがありません。
その結果、生活感を隠して見た目以上にスッキリとした空間を保つことができます。
動線を優先して設計していた
二つ目は、動線を優先して設計していたことです。
回遊できる間取りにしたことで、人の動きがぶつからず、複数人で使っても渋滞が起きません。
実際の生活ではこの「動きやすさ」が想像以上に重要で、多少コンパクトでもストレスを感じにくくなります。

アパートでは家具や行き止まりの間取りで苦労したもんね😭
空気の流れを意識した設計

そしてもう一つは、空気の流れを意識した設計です。
我が家はWB工法+回遊動線を採用していることもあり、空気がこもりにくく、湿気が溜まりにくい環境になっています。
そのため、脱衣所やクローゼットでも温湿度の差が少なくなり、圧迫感や不快感を感じにくく、体感的な“狭さ”が軽減されると感じます。
つまり我が家の場合、広さを確保するのではなく、
「使い方」と「設計」で快適さをつくりました。
自然の力で換気する家、「WB工法」について詳しく知りたい方はこちらの記事でわかりやすくまとめています。
→我が家のWB工法の費用大公開!換気システムのメリット・デメリット
失敗しないための考え方
間取りで後悔しないためには、次のポイントが重要です。
① 動線をよく考える
② 設備や家具込みで考える
③ 収納と回遊はトレードオフと理解する
④ 小さく作って広く見せる
特に今は住宅価格が上がっているため、単純に広くするのではなく、設計で快適さをつくることが重要です。
まとめ
ウォークインクローゼット、脱衣ランドリー、玄関は、それぞれ2〜4畳がひとつの目安になります。
ただし本当に大切なのは広さではなく、「どう使うか」「どう見せるか」という視点です。
同じ広さでも、動線や設備の考え方によって満足度は大きく変わります。
これから家づくりをする方は、図面の数字だけで判断するのではなく、実際の生活をイメージしながら間取りを検討することをおすすめします。

コメント