【注文住宅】新築時に計画して本当に良かったこと5選|後から変えにくい場所こそ先に考えよう

間取り・設計

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家づくりをしていると、間取りやキッチン、床材など、どうしても目に見える大きな部分に意識が向きがちです。

私たちも、決めることの多さに何度も悩みました。

しかし、実際に暮らし始めて感じたのは、毎日の満足度を左右するのは、意外と小さな「仕込み」だったということです。

たとえば、壁を傷つけずにアートを飾れること。

壁のスイッチひとつで間接照明を点けられること。

リビングにハンモックを吊るせること。

休日の朝、気軽に外で朝ごはんを楽しめること。

どれも完成してから追加できそうに見えますが、きれいに実現するには、壁や天井の中まで触らなければならないものも少なくありません。

だからこそ、家づくりでは「後から変えにくい場所」を先に考えておくことが大切です。

この記事では、我が家が新築時に計画して、本当に良かったと感じている5つのポイントをご紹介します。

これから間取りや仕様を決める方の参考になれば嬉しいです。


新築時に計画して良かったこと一覧

まずは、今回ご紹介する5つをまとめました。

計画したこと暮らしの変化新築時に考えたい理由
アートを飾るための仕込み壁を傷つけず、空間を美しく整えられる照明・レールの埋め込みは後から行いにくい
家具から逆算した間取り家具がきれいに納まり、動線にも余裕が生まれる壁や通路の位置は完成後に変えにくい
スイッチ連動コンセント間接照明を手軽に使える壁内の配線工事が必要になる
ハンモック用の下地補強安心してハンモックを楽しめる天井完成後の補強は大がかりになりやすい
土間のある軒下空間外での食事や収納など、暮らしの幅が広がる建物の骨格や屋根計画に関わる

我が家の場合、共通していたのは、「どんな設備が欲しいか」ではなく、「この家でどんな時間を過ごしたいか」から考えたことでした。

それぞれ詳しくご紹介します。


1.お気に入りのアートを、美術館のように飾るための仕込み

家を建てたら、お気に入りの写真や絵、ドライフラワーを飾りたい。

そう考えている方も多いのではないでしょうか。

我が家も、結婚式のブーケを押し花にしてもらった額縁を、玄関に飾ることを最初から決めていました。

ただ、完成したばかりの塗り壁や壁紙にピンを刺すのは、思っている以上に勇気がいります。

そこで我が家では、アートを飾るために次の3つを計画しました。

額縁を照らすスポットライト

玄関に飾る額縁の位置をあらかじめ決め、その場所を照らすスポットライトを天井に設置しました。

さらに、玄関のセンサー照明と連動するように計画しています。

玄関に入ると、思い出のブーケが光に照らされて迎えてくれる。

ただ額縁を掛けるだけではなく、光まで含めて計画したことで、空間が引き締まり、まるで小さな美術館のような雰囲気になりました。

埋め込み型のピクチャーレール

絵やミラー、ドライフラワーなどを壁に穴を開けずに飾れるよう、ピクチャーレールも採用しました。

我が家がこだわったのは、レールをできるだけ目立たせないことです。

後付けのレールは簡単に設置できる一方で、取り付け方によってはレールそのものが目立つことがあります。

そこで建築時に埋め込み型で施工してもらいました。

存在感を抑えながら、気分に合わせて飾るものや位置を変えられるため、とても便利です。

照明を仕込んだ「飾るためのニッチ」

スイッチ類をまとめるニッチではなく、我が家は飾るためだけのニッチもつくりました。

さらに、ニッチの中には小さな照明を仕込んでいます。

旅先で見つけた小物や、何気ない雑貨でも、上から光が落ちるだけで立派な展示品のように見えます。

飾る場所と、そこに当たる光をセットで考える。

これが、壁をできるだけ傷つけず、インテリアを楽しめる家にするためのポイントでした。


2.置きたい家具から逆算して間取りを考えた

一般的には、間取りが決まってからソファやダイニングテーブルを選ぶことが多いと思います。

しかし我が家では、間取りが確定する前にソファを購入しました。

一目惚れしたソファがあり、さらに値上がりの予定もあったため、思い切って先に購入することにしたのです。

少し勇気のいる決断でしたが、結果として、これは大正解でした。

ソファの大きさが決まっていたことで、必要なリビングの広さを具体的に考えられ、工務店さんとの打ち合わせもスムーズに進みました。

ダイニングについても、最初から「丸テーブルを置きたい」と伝えていました。

丸テーブルは角がない分、どこからでも座りやすい一方で、椅子を引くスペースや周囲の動線を考える必要があります。

先に使いたい家具の形や寸法を共有しておけば、その家具が美しく納まり、人も無理なく通れるように設計してもらえます。

間取り確定前に確認したい家具の寸法

家具確認しておきたいこと
ソファ幅・奥行き・背の高さ・搬入経路
ダイニングテーブル天板の大きさ・形・椅子を引くための余白
ベッドフレーム寸法・通路幅・サイドテーブルの有無
テレビボード横幅・奥行き・テレビとのバランス
収納家具扉や引き出しを開けるためのスペース

もちろん、間取りが決まる前に家具を購入する必要はありません。

ただし、使いたい家具が決まっているなら、商品名や寸法だけでも早めに設計士さんへ共有するのがおすすめです。

家に家具を合わせるのではなく、好きな家具と心地よく暮らせる家を考える。

この順番にしたことで、住み始めてからの「思っていたより大きい」「通路が狭い」といった違和感を減らせました。


3.間接照明を使いやすくする「スイッチ連動コンセント」

夜のリビングでは、天井の照明を明るく点けるよりも、テーブルランプやブラケットライトの柔らかな光で過ごしたい。

そう考えて、我が家ではスイッチ連動コンセントを採用しました。

スイッチ連動コンセントとは、壁のスイッチ操作に合わせて、指定したコンセントへの通電を切り替えられる仕組みです。

そこにテーブルランプやフロアライトをつなげば、壁のスイッチひとつで照明を点灯・消灯できます。

通常のコンセントでは、照明器具を一つずつ操作しなければなりません。

最初は少しの手間でも、毎日のことになると、次第に使わなくなってしまうことがあります。

その点、スイッチ連動にしておけば、間接照明を日常の明かりとして無理なく使えます。

我が家では、パナソニックのシンプルなスイッチ「SO-STYLE」と組み合わせました。

今はまだ照明を置いていない場所でも、後から気に入った照明を気軽に追加できるのも嬉しいポイントです。

照明器具は後から選べても、壁の中の配線は簡単には変えられません。

将来置きたい照明が決まっていなくても、リビングや寝室の隅など、間接照明を置きそうな場所だけでも検討する価値はあると思います。


4.ハンモックを吊るすため、天井に下地補強を入れた

我が家のリビングには、念願だったハンモックがあります。

夫婦でくつろぐのはもちろん、遊びに来た友人や子どもにも好評で、自然と人が集まる場所になりました。

このハンモックを設置できたのは、設計段階から工務店さんへ相談し、天井に必要な補強を入れてもらったからです。

ハンモックやブランコは、人の体重だけではなく、揺れたときの力も加わります。

そのため、天井の石膏ボードなど、仕上げ材だけに固定するのはとても危険です。

建物の構造や想定荷重を確認したうえで、梁や適切な下地へ安全に固定できるよう、設計士さんや施工会社に計画してもらう必要があります。

完成後に補強しようとすると、天井の仕上げを一度外して下地を入れ、再び仕上げ直す工事になる可能性があります。

一方、建築中であれば、天井を閉じる前に補強を計画できます。

費用は建物の構造や施工方法によって異なりますが、後から工事するより、時間も費用も抑えやすいでしょう。

「今すぐ使うか」ではなく、「将来、吊るしたくなる可能性があるか」で考える。

ハンモックのほかにも、室内ブランコ、懸垂バー、吊り下げ式の植物などを検討している方は、早めに相談しておくのがおすすめです。

※設置できる器具や荷重は建物ごとに異なります。自己判断で取り付けず、必ず設計士・施工会社へ確認してください。


5.一年を通して外に出たくなる「土間のある軒下空間」

我が家には、ウッドデッキからつながる半外の土間と、その上をしっかり覆う深い軒があります。

この場所は、室内でも庭でもない、もう一つの居場所です。

深い軒が夏の強い日差しを遮り、雨の日も濡れにくくしてくれるため、天候を気にせず外の空気を楽しみやすくなりました。

休日にはウッドデッキで朝ごはんを食べたり、コーヒーを飲んだり、友人とBBQをしたり。

「今日は外で食べようか」

そんな選択が、特別なイベントではなく、日常の一部になっています。

半外空間は、家事としても便利だった

実際に暮らしてみると、土間のある軒下空間は、くつろぐためだけの場所ではありませんでした。

たとえば、次のようなものを室内へ持ち込まず、洗ったり一時的に置いておけます。

  • 泥の付いたキャンプ用品
  • 庭の手入れ道具
  • BBQ用品や炭
  • 外で使う椅子やテーブル
  • 雨に濡れたもの

庭とリビングの間に緩衝地帯があることで、外遊びを楽しみながら、室内も散らかりにくくなりました。

家づくりでは、室内を少しでも広くしたいと考えがちです。

私たちも、限られた面積をどう使うか悩みました。

それでも、外をリビングの一部として考え、軒・ウッドデッキ・土間を一体で計画したことで、家で過ごす時間の楽しみ方が大きく広がりました。

床面積だけではなく、「居場所がいくつあるか」を考える。

これが、暮らしの豊かさにつながったと感じています。


後悔を減らすなら「後から変えられるか」で予算を考える

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ここまで、我が家が新築時に計画して良かったことを5つご紹介しました。

家具や照明器具、飾る小物は、住み始めてからでも少しずつ変えられます。

一方で、次のような部分は簡単には変えられません。

  • 壁や天井の中に入れる下地
  • 壁の中を通す配線
  • 埋め込み型のピクチャーレール
  • 壁や通路の位置
  • 軒や土間など、建物の骨格に関わる部分

予算に限りがあると、目に見える豪華な設備や内装へお金をかけたくなるものです。

しかし、すべてを採用するのが難しいときこそ、私たちは次のように考えることをおすすめします。

「これは、住み始めてからでも追加・交換できるだろうか?」

後から変えられるものは、暮らしながら少しずつ整えることができます。

反対に、壁や天井を壊さなければ変えられないものは、新築時に優先して検討する価値があります。

これらを間取りの段階から決めるのは、かなり難易度が高いですよね。

私たちはこのサイトタウンライフ家づくり完全無料で間取り提案を受けることで、理想の我が家を建てることができました。

気になる方はこちらの記事でも詳しく紹介しています。


まとめ|設備ではなく、そこで過ごす時間から考えよう

我が家が新築時に計画して良かったことは、次の5つです。

  1. アートを美しく飾るための照明・ピクチャーレール・ニッチ
  2. 置きたい家具から逆算した間取り
  3. 間接照明を使いやすくするスイッチ連動コンセント
  4. ハンモックを安全に吊るすための天井下地
  5. 外での時間を日常にする、土間のある軒下空間

どれも、単に便利な設備を増やすために採用したものではありません。

アートを眺める時間、柔らかな明かりで過ごす夜、ハンモックでくつろぐ休日、外で食べる朝ごはん。

そんな「この家で送りたい暮らし」から逆算して考えたものでした。

図面を見ていると、部屋の広さや設備に目が向きます。

しかし、家が完成した後に残るのは、そこで過ごす毎日の時間です。

これから家づくりをする方は、ぜひ一度、

「この家で、どんなふうに過ごしたいだろう?」

と考えてみてください。

その答えの中に、新築時にしかできない大切な仕込みが見つかるかもしれません。

この記事が、後悔の少ない家づくりの参考になれば嬉しいです。

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