「自然素材の家は空気が違う。」
家づくりをしていると、こんな言葉を耳にすることがあります。
私も家づくり中はYouTubeやブログを見ながら、「本当にそんな違いがあるのかな?」と半信半疑でした。
もちろん、木の香りや見た目の温かさには期待していました。
でも、実際に住み始めて一番驚いたのは、そこではありません。
掃除のストレスが驚くほど減ったことです。
以前住んでいたアパートでは、3日もすれば床に埃がコロコロと転がり、テーブルを拭けば埃が付き、家電や照明の上にもすぐ埃が積もっていました。
「あ、また掃除しなきゃ。」
そんな気持ちになることが日常でした。
ところが、新居では同じような生活をしているにもかかわらず、埃がほとんど気になりません。
掃除をしなくなったわけではありません。
ただ、
「掃除を急がなくなった。」
この変化は、住んでみて初めて気づいた大きな違いでした。
今回は、我が家で実際に感じた「掃除がラクになった理由」と、「自然素材の家で暮らして感じた変化」を正直にお話ししたいと思います。
我が家の仕様
まずは前提として、我が家の仕様をご紹介します。
今回ご紹介する内容は、あくまで我が家で実際に暮らして感じた体験です。
同じ結果になるとは限りませんが、家づくりの参考になれば嬉しいです。
我が家の仕様

- 床:杉の無垢フローリング(天然オイル塗装)
- 壁:コットンクロス(一部リビングは漆喰)
- 寝室:珪藻土+栂の羽目板
- 天井:コットンクロス
- 工法:WB工法
家全体をできるだけ自然素材で囲むことを意識して家づくりを進めました。
見た目や肌触りを重視して選んだ仕様でしたが、住み始めてから思わぬメリットを感じることになります。
アパート時代は「掃除しなきゃ」が口ぐせでした

以前住んでいたアパートでは、床掃除が一番のストレスでした。
掃除機をかけても、3日ほど経つと床には埃がコロコロと転がっています。
テーブルも数日でうっすら埃が積もるので、視界に入ってきた埃を見て、
「あぁ、また掃除しなきゃ。」
そんな気持ちになっていました。
冬になると静電気もひどく、服に埃が付いたり、家電の上にはいつの間にか埃が積もっていたり…。
掃除をしても、すぐ元に戻ってしまう感覚がありました。
だからこそ、新居でも「自然素材だからって、そこまで変わらないだろう」と思っていました。
しかし、その予想は良い意味で裏切られます。
最初に驚いたのは、ペンダントライトでした

家づくり中、YouTubeではこんな話をよく耳にしました。
「ペンダントライトは埃が溜まりやすいから、掃除が大変。」
そのため、住み始めたら定期的に掃除しなければいけないだろうと思っていました。
ところが、住み始めて数週間経って見上げても…
「あれ?全然埃が付いていない。」
これが最初に違和感を覚えた瞬間でした。
もちろん多少は付いているのかもしれません。
でも、アパート時代のように「掃除しなきゃ」と思うほどではありません。
その瞬間、
「もしかして、自然素材のおかげなのかな?」
と初めて感じました。
ペンダントライトは高い場所にあるため、掃除するのも意外と面倒です。
だからこそ、ここに埃がほとんど積もらないことは、想像以上に嬉しい変化でした。
照明計画についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
テーブルや家電も、驚くほど埃が積もらない
ペンダントライトだけではありません。
以前のアパートでは、テーブルの上も3日ほどでうっすら埃が積もっていました。
何気なく手で拭くだけで、
「あ、やっぱり埃がある。」
そんな状態でした。
ところが新居では、以前と同じ感覚で拭いてみても、ほとんど埃が付きません。
テレビ台や家電の上も同じです。
「そろそろ掃除かな?」
と思って確認しても、気になるほどではない。
そのため、掃除のタイミングに追われることが少なくなりました。
この頃から、
「埃の量が減ったというより、埃が舞わなくなったのかもしれない。」
そんな風に考えるようになりました。
ロボット掃除機が届く前の2週間で確信したこと

「もしかしたら、ロボット掃除機のおかげなんじゃない?」
そう思う方もいるかもしれません。
実は、我が家も最初からロボット掃除機があったわけではありません。
新居へ引っ越してから約2週間は、ロボット掃除機がありませんでした。
その間は、たまに普通の掃除機をかける程度。
それでも、不思議なくらい家がきれいだったんです。
アパート時代なら、1週間も掃除をしなければ床のあちこちに埃が転がり始めます。
ところが新居では、
「そろそろ掃除しないと。」
と思って床を見ても、ほとんど気になりません。
この時点で、
「これはロボット掃除機だけの効果ではない。」
と感じるようになりました。
もちろん、今ではロボット掃除機のおかげでさらに快適になっています。
でも、住み始めてすぐに感じた「埃の少なさ」は、それだけでは説明できないように思っています。
掃除機のセンサーが教えてくれた意外な事実
我が家では、パナソニックの掃除機を使っています。
この掃除機には、埃を感知するとランプが赤く光る機能があります。
アパートで使っていた頃は、掃除機をかけ始めるとどこへ行っても赤く光っていました。
「やっぱりこんなに埃があったんだ。」
そんな状態が当たり前でした。
ところが、新居で使ってみると驚きました。
1週間ほど掃除をしていなくても、赤く反応するのは部屋の隅くらい。
床の真ん中はほとんど反応しません。
もちろん、埃がゼロになったわけではありません。
でも、以前とは明らかに反応の仕方が違う。
見た目だけではなく、掃除機のセンサーでも違いを感じられたことで、「気のせいではなかったんだ」と確信しました。
ドライヤーのフィルター掃除も激減
もう一つ驚いたのが、ドライヤーです。
以前住んでいたアパートでは、ドライヤーの吸気フィルターにすぐ埃が詰まっていました。
洗面脱衣室が狭かったことや、使っていたタオルの抜け毛が多かったことも影響していたと思いますが、1週間もすると掃除が必要になることも珍しくありませんでした。
ところが、新居では同じように使っていても、フィルターがほとんど汚れません。
最初は
「まだ掃除しなくてもいいかな。」
くらいの感覚でした。
でも、それが何週間も続くと、
「あれ?本当に埃が少ないのかもしれない。」
そう感じるようになりました。
空気まで変わったように感じる理由
これは数値で測ったわけではありません。
あくまで私たちが暮らしていて感じていることです。
新居の空気は、いつもサラッとしていて澄んでいるように感じます。
部屋の空気がこもる感じや、重たい感じがほとんどありません。
たったそれだけの感覚的なことですが、それだけで
「この家を立ててよかったな」
そう思う理由としては十分すぎます。
「掃除がラク」ではなく「掃除へのストレスが減った」
以前は、埃を見つけるたびに、
「掃除しなきゃ。」
という気持ちになっていました。
でも今は違います。
「今日は時間があるし、掃除でもしようかな。」
そんな感覚です。
この違いは、本当に大きいと感じています。
ロボット掃除機が床を掃除してくれるので、自分は水回りや細かい場所など、本当に必要なところへ時間を使えます。
掃除をしなくなったわけではありません。
でも、
掃除に追われなくなった。
それだけで、暮らしの心地よさは大きく変わりました。
我が家で考えられる理由
ここまで読んで、
「なぜそんなに埃が気にならなくなったの?」
と思われた方も多いと思います。
正直なところ、私たちも明確な理由は分かりません。
今回ご紹介している内容は、あくまで私たちが実際に住んで感じたことと、家づくりを通して学んだことから考えた一つの考察です。
① コットンクロスが静電気を抑えてくれているのかもしれない

私が一番影響しているのではないかと感じているのが、壁と天井に採用したコットンクロスです。
家の中で最も面積が大きいのは壁と天井。
その大部分が自然素材になっています。
以前のアパートでは冬になると静電気がひどく、服を脱ぐたびに「バチッ」となっていました。
今の家では、その静電気が気にならなくなりました。
静電気が減ったことで、埃が空中を舞いにくくなり、家電や照明の上にも付きにくくなっているのではないか。
そんなふうに感じています。
もちろん、私たちの体感です。
でも、毎日暮らしているからこそ感じる変化でした。
② 無垢床も大きく影響している気がします

次に影響していると感じるのが、杉の無垢フローリングです。
無垢床というと、
「肌触りが良い。」
「冬でも冷たくない。」
というイメージがあると思います。
もちろん、それも本当です。
でも実際に暮らしてみると、それ以上に感じたのが静電気の少なさでした。
以前の床とは明らかに違う。
だからこそ、埃が舞いにくくなっているのではないかと考えています。
さらに、お風呂上がりには足裏の水分をサッと吸ってくれたり、気付くと手で床を撫でてしまったり…。
毎日肌に触れる場所だからこそ、無垢床を採用して本当に良かったと感じています。
我が家の無垢床については、価格やメリット・デメリットも含めてこちらの記事で詳しくまとめています。
③ WB工法も影響しているのかもしれません
我が家はWB工法を採用しています。
そのため、家の中の空気はいつもサラッとしていて、こもった感じがほとんどありません。
これも埃の舞い方や、体感的な空気のきれいさに影響している可能性はあるのかな、と感じています。
ただし、ここは他の工法と比較したわけではありませんが、実家やアパートと比較すると、圧倒的にジメジメ感が少ないのも事実。
あくまで、
「我が家ではこう感じています。」
という実体験として受け取っていただけたら嬉しいです。
「WB工法」って何?気になる!という方はこちらの記事で詳しく解説しています。
アパート時代と今の家を比べてみました
住んでから感じた違いを、簡単に表にまとめてみました。
| 比較項目 | アパート時代 | 今の家 |
|---|---|---|
| 床 | 3日ほどで埃がコロコロ転がる | ほとんど気にならない |
| テーブル | 数日で拭き掃除が必要 | 埃がほとんど付かない |
| ペンダントライト | 掃除が大変だと思っていた | ほとんど埃が積もらない |
| 家電の上 | すぐ埃が積もる | 気になるほど積もらない |
| ドライヤーのフィルター | 約1週間で掃除 | 明らかに汚れにくい |
| 掃除機の埃センサー | どこでも赤く反応 | 部屋の隅だけ反応 |
| 静電気 | 冬は頻繁に発生 | かなり減った印象 |
| 掃除への気持ち | 「掃除しなきゃ…」 | 「時間がある時でいいや」 |
こうして並べてみると、一番変わったのは掃除の回数ではなく、掃除に対する気持ちだったように思います。
「埃が減った」のではなく、「埃が舞わなくなった」のかもしれない

私たちが住んでいて感じる一番不思議なことがあります。
それは、
「埃がなくなったわけではないはずなのに、少なく感じる。」
ということです。
生活していれば、埃は必ず出ます。
だから、埃そのものがなくなることはありません。
それでも以前ほど気にならない。
その理由を考えると、
「埃が舞いにくくなったからではないか。」
という考えにたどり着きました。
空中を舞わなければ、
家電の上にも積もりにくい。
照明にも積もりにくい。
そして、人が吸い込む量も少なくなるかもしれません。
もちろん、これは私たちの考察です。
しかし、毎日暮らしていて感じている変化だからこそ、お伝えしたいと思いました。
また、間取りや部屋数、動線などによっても埃の動きは変わってくと思います。
私たちが間取りを考えるときに、とっても役に立ったサイトについてまとめた記事もあるので、間取りで悩んでいる方は参考にしてみてください。
まとめ
自然素材というと、
「見た目がおしゃれ。」
「木の香りがする。」
そんなイメージを持つ方が多いと思います。
もちろん、それも大きな魅力です。
でも、実際に住んでみて私たちが一番驚いたのは、
掃除へのストレスが減ったことでした。
以前は、埃を見つけるたびに
「掃除しなきゃ。」
という気持ちになっていました。
今は、
「今日は時間があるから掃除しよう。」
そんな気持ちで過ごせています。
この心の余裕は、私たちにとって想像以上に大きな変化でした。
自然素材は、見た目や肌触りだけではありません。
毎日吸う空気や、掃除のしやすさ、そして暮らし方そのものまで変えてくれる可能性がある。
私たちは、そう感じています。
もちろん、この変化には自然素材だけでなく、WB工法や住環境など、さまざまな要素が関係していると思います。
だからこそ、この記事は「自然素材なら必ずこうなる」という話ではなく、
「我が家では、こんな豊かな暮らしを実感しています。」
という一つの実体験として、家づくりを考えている方の参考になれば嬉しいです。






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