家づくりを始めてから約2年半。
土地探しから始まり、間取りの打ち合わせ、着工、上棟、そして完成。
長かった家づくりもついに終わり、私たちはこの家で暮らし始めました。
正直に言うと、私は「家が完成したらゴール」だと思っていました。
でも実際に住んでみると、それは大きな間違いでした。
家は完成して終わりではなく、そこから暮らしが始まるんです。
図面では分からなかったこと。
住んで初めて気づいたこと。
想像以上に感動したこと。
そして、「もう少しこうすれば良かったかな」と思ったこと。
今回は、注文住宅に住み始めて1週間で感じたことを、本音でお伝えしたいと思います。
この記事で分かること
- 実際に住んで初めて分かったこと
- 採用して本当に良かったもの
- 暮らしがどう変わったのか
- 家づくり中の人に伝えたいこと

帰るたびに「木の香り」に癒される家だった
家に帰ってきて玄関を開ける。
その瞬間、毎回感じるのが木の香りです。
これまで数えきれないほど完成見学会へ行きました。
ですが、ここまで木の香りを感じた家は一度もありませんでした。
むしろ多くの家では、接着剤のようなツンとした「新築特有の香り」が印象に残っています。
もちろん、それが悪いわけではありません。
ただ、自然素材を多く使った我が家はまったく違いました。
玄関を開けた瞬間に広がるのは、優しい木の香り。
毎日住んでいる私たちですら、
「やっぱり木の香りがするね。」
と話すほどです。
遊びに来てくれた家族や友人も、
「木の香りがすごい!」
と最初に驚きます。
この香りを感じるたびに、
「帰ってきたなぁ。」
そんな安心感があります。
家づくりをして本当に良かったと思える瞬間の一つです。

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五感で心地よさを感じられる家になった
住み始めて特に感じたのは、この家は五感で楽しめる家だということです。
木の香り。
杉の床の肌触り。
窓から見える庭。
静かな空気。
そして、落ち着いた空間。
そのすべてが暮らしの満足度を上げてくれています。
特に驚いたのは杉の無垢床。
今は梅雨の時期ですが、裸足で歩いても本当にサラサラ。
ベタつきをほとんど感じません。
一度座ると、そのまま寝転びたくなるくらい気持ちがいいんです。
以前住んでいたアパートでは、梅雨になると床がベタつき、不快に感じることもありました。
ですが今は、それがほとんどありません。
床に座ってコーヒーを飲んだり、
そのまま昼寝をしたり。
そんな時間が自然と増えました。
「無垢床って本当に違うんだ。」
そう実感しています。

埃が驚くほど少ない
これは住んで初めて気づいたことでした。
我が家は床だけではなく、
壁にはコットンクロス、
天井にも自然素材を使っています。
その影響なのか、静電気が本当に少ないんです。
以前住んでいたアパートでは、
3日掃除をしないだけで床に埃の塊ができていました。
ペンダントライトや家電の上にもすぐ埃が積もっていました。
ですが今は違います。
もちろん掃除をしなくてもいいわけではありません。
ただ、
「あれ?こんなに埃って少なかったっけ?」
と思うくらい違います。
自然素材には調湿性だけではなく、
静電気を抑える効果も期待できると言われています。
その恩恵を、毎日の暮らしで実感しています。

朝起きる時間が、毎日の楽しみになった
寝室に入ると、空気が少し違います。
壁には珪藻土。
天井には栂の羽目板。
木の香りももちろんあるのですが、
寝室だけはさらに空気が澄んでいるような感覚があります。
例えるなら、
木の香りというより、
静かな洞窟の中にいるような落ち着き。
深呼吸したくなる空気です。
そして朝。
目を覚ますと、最初に目に入るのは栂の羽目板の天井。
毎朝その天井を見上げながら、
「この家を建てて良かった。」
そんな気持ちになります。
見学会では分からなかった心地よさが、
毎日の暮らしの中にはありました。

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住んで分かった、本当に採用して良かったものBEST5
家づくりでは、本当にたくさん悩みました。
採用するもの。
諦めるもの。
予算との戦い。
その中でも、
「これは本当に採用して良かった。」
そう思えるものをランキング形式でご紹介します。
第5位 回遊動線
正直、住むまではここまで違うとは思っていませんでした。
我が家は行き止まりのない回遊動線を意識して間取りを考えました。
実際に暮らしてみると、
どこへ行くにも遠回りがありません。
朝の支度。
洗濯。
掃除。
料理。
どれもスムーズ。
さらに驚いたのが空気の流れです。
家中を空気が回るので、温度ムラも少なく感じています。
間取りは毎日使うものだからこそ、
暮らしやすさに直結することを改めて実感しました。

第4位 WB工法
WB工法については、
正直、住むまでは半信半疑な部分もありました。
ですが今では、
採用して本当に良かったと思っています。
まず驚いたのが空気の綺麗さ。
料理の匂いも、生活臭も、気づけば自然と抜けています。
そして一番驚いたのは洗濯物。
今は梅雨時期ですが、
除湿機を使わなくても一晩で乾いた日がありました。
さらに、
外気温が28〜29℃の日でも、
深い軒のおかげで日射をしっかり遮ることができ、
家の中は26℃前後。
風呂上がり以外はエアコンなしでも快適に過ごせる日もあります。
もちろん真夏はエアコンを使いますが、
1階は1台で十分賄えています。
住んで初めて、
WB工法の良さを体感できました。
第3位 窓ベンチ
実はこの窓ベンチ。
設計中は「本当に使うかな?」と少しだけ悩みました。
ですが、今では毎日のように座っています。
朝、コーヒーを淹れて窓ベンチへ。
庭を眺めながらゆっくり過ごす時間が、とても贅沢なんです。
特別なことは何もしていません。
ただ座って外を眺めるだけ。
それだけで心が落ち着きます。
家の中にも「居場所」をたくさん作りたいと思っていましたが、その考えは間違っていませんでした。
ソファとは違う。
ダイニングとも違う。
自然と体が向かってしまう場所。
それが我が家の窓ベンチです。

第2位 杉の無垢フローリング
住んでみて一番驚いたのが、この床の気持ち良さでした。
見た目と質感が好きだから選んだ杉の無垢床。
でも実際は、それ以上の価値がありました。
裸足で歩くと、とにかく気持ちいい。
柔らかく、温かく、サラサラ。
気づけば床に座っています。
そして、そのまま寝転がっています。
以前のアパートでは考えられませんでした。
梅雨でもベタつかず、冬もヒヤッとしにくい。
生活のほとんどを床の上で過ごしたくなるくらい快適です。
さらに、傷についても考え方が変わりました。
住む前は、
「傷ついたらどうしよう。」
と思っていました。
でも今は違います。
小さな傷も、
これから家族と暮らしていく中で増えていく思い出の一つ。
そんな風に思えるようになりました。
無垢床だからこそ、経年変化まで楽しみたいと思っています。
第1位 軒がかかったウッドデッキ
我が家で一番のお気に入りです。
毎朝、ここで朝ごはんを食べています。
休日だけではありません。
平日でも時間があれば外へ出ます。
深い軒があるので、
直射日光はしっかり遮ってくれる。
多少の雨でも濡れない。
だから気軽に外へ出られるんです。
外だけど、外じゃない。
室内だけど、室内でもない。
この“半外空間”が、暮らしを本当に豊かにしてくれました。
さらに驚いたのは、家族との時間。
以前より夫婦で外でご飯を食べる機会が増えました。
今では2日に1回くらいはウッドデッキで食事をしています。
天気の良い日は朝食。
休日はコーヒー。
雨の日でもBBQ。
軒があるだけで、暮らし方まで変わるとは思っていませんでした。
もしもう一度家づくりをするとしても、このウッドデッキだけは絶対に採用します。

唯一「もっとこうすれば良かった」と思うこと
正直、大きな後悔はありません。
ですが、強いて一つ挙げるなら、
吹き抜けを作っても良かったかなと思っています。
家づくり当時は、
「吹き抜けは寒い」
というイメージがどうしても拭えませんでした。
だから採用しませんでした。
でも実際に住み、
家の断熱性能や快適性を体感すると、
もう少し採光を取り入れても良かったかなと感じています。
もちろん今のLDKにも満足しています。
深い軒のおかげで夏の日射はしっかり遮られています。
ただ、その分、天候によっては日中でも少し暗く感じる日があります。
もしこれから家づくりをされる方は、
断熱性能と採光のバランスをぜひ考えてみてください。

暮らしそのものが変わった
住み始めてから、一番変わったこと。
それは暮らし方です。
以前は家に帰るとテレビをつけていました。
でも今は違います。
テレビを見る時間が本当に減りました。
その代わり、
窓から庭を眺めたり、
夫婦で会話をしたり、
ウッドデッキでコーヒーを飲んだり。
家の景色そのものを楽しむ時間が増えました。
植物ももっと育てたくなりました。
「この場所にはどんな植物が似合うかな。」
そんなことを考える時間も楽しい。
家は生活する場所だと思っていましたが、
今では、
暮らしを楽しむ場所
になっています。

家づくり中の自分へ伝えたいこと
もし家づくり中の自分に一言だけ伝えられるなら、
こう言います。
「何も間違っていない。安心して、自分の信じた家づくりを続けて。」
SNSを見ると、
「これを採用しないと後悔する。」
「これは絶対必要。」
そんな情報がたくさん流れてきます。
でも、本当に大切なのは、
自分たちがどんな暮らしをしたいか。
それだけだったと、今は思います。
この家はまだ50点
「この家、100点ですか?」
そう聞かれたら、
私はこう答えます。
「今は50点です。」
意外に思われるかもしれません。
でも、それが本音です。
家づくりは建てて終わりではありません。
ここから植物を育て、
家具が増え、
思い出が増え、
子どもが生まれるかもしれない。
傷も増えていくでしょう。
でも、その一つひとつが、この家だけの歴史になります。
だから今はまだ50点。
この家と一緒に暮らしながら、
100点を目指したい。
そしていつか、
100点を超える暮らしになったら嬉しいと思っています。

まとめ
住み始めて1週間。
家づくりを振り返ると、
「性能」
「デザイン」
「間取り」
もちろんどれも大切でした。
でも実際に住んでみて感じたのは、
一番大切なのは暮らしそのものだということです。
木の香りに癒される毎日。
夫婦で朝ごはんを食べるウッドデッキ。
窓ベンチでコーヒーを飲む時間。
床に寝転びたくなる心地よさ。
そんな何気ない日常が、私たちにとって何よりの贅沢になりました。
これから家づくりをされる方には、
性能や設備だけではなく、
「どんな暮らしがしたいか」
をぜひ一番に考えてほしいと思います。
家は完成しました。
でも、
私たちの暮らしは、まだ始まったばかりです。






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